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最近、発掘してよく聴いているアルバムの中にマリア・マルダー(Maria Muldaur)のソロデビュー・アルバムがある。 発掘といってもレコ屋やネットでの事ではなく自宅に埋もれていた物達の事であり、大概が一度聴いたきりイマイチだなと判断して戸棚の奥に追いやられていた不幸なアルバム達なのである。つまりは自分の辛抱が足りないせいなのだ。 マリア・マルダーの場合はちょっと勝手が違い、このアルバムを手にした直後に他のアーティスト(恐らくスティーリー・ダンか何か)にハマってしまい、良いと知りつつもただ単に忘れてしまっていただけなのである。 60年代からジム・クエスキン・ジャグ・バンドやジェフ&マリア・マルダーで活動していた彼女はグッド・タイム・ミュージックと呼ばれた古き良き時代の音楽を継承するアーティストととして重要なひとりであるが、この’73年のソロデビューアルバムでは持ち前の独特の美声に加えその表現力に磨きがかかり、作品に深みと多様性を与える官能的なスタイリストとして生まれ変わっている。 アルバム中の「Midnight At The Oasis」はシングル発売され大ヒットを記録し、当時の彼女の新たな方向性を感じさせるものであった。 もちろん、(色々な意味で)このアルバムのテーマとも言うべき「Any Old Time」(ジミー・ロジャースのカヴァー)を冒頭に持ってくることでグッド・タイム・ミュージックの継承を忘れてはいない。 選曲の良さでもカントリーの「My Tennessee Mountain Home」(ドリー・パートン作)や「I Never Did Sing You A Love Song」、バラードの「Long Hard Climb」など彼女の他のアルバムに比べて群を抜いている。 また、バックを固めるメンバーもライ・クーダー、クラレンス・ホワイト、エイモス・ギャレット、ジム・ゴードンなど多彩なミュージシャン達が出しゃばり過ぎずに堅実なプレイを聴かせている。 私が特にお気に入りな曲はカナダ出身の姉妹デュオ、ケイト&アンナ・マクギャリクルのケイトが提供した「The Work Song」だ。 切ない雰囲気ではじめるこの曲はコーラスが合唱になって盛り上がるが、何か小さな酒場かどこかでひとりの歌手に合わせて飲んだくれ達が一緒に歌っているような感じがする不思議な曲であったりする。地味な曲だがこれも名曲ではないかと思う。 ちなみにこの曲の作者ケイト・マクギャリクルはシンガーソングライターのルーファス・ウェインライトのお母さんでもあります。 それにしても、今回戸棚に埋もれたお宝発掘作業をしてわかったことがある。 結構楽しいのだ。 ふっふ... Maria Muldaur
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今晩は 岩詩人さん。復活されたんですね! マリア・マルダー、ディランの映画『ノーディレクション・ホーム』で 証言してたんじゃなかったかな?また これからも 楽しい記事を期待してます。 |
和登さん 2006/09/17 21:25 |
和登さんこんばんは! |
岩詩人 2006/09/17 23:51 |
イルカさんへのコメントは確認していたのですが、ついに記事もアップ! |
波野井露楠 2006/09/18 09:24 |
波野井露楠さんこんばんは! |
岩詩人 2006/09/19 21:40 |
おひさしぶりです |
sugarmountain 2006/09/20 01:45 |
sugarmountainさんこんばんは!お久しぶりです。 |
岩詩人 2006/09/24 00:18 |
マリア・マルダー、最近はメンフィス・ミニーの曲を歌ったとIkoさんに教わりました。さらに興味が湧きました。 |
波野井露楠 2006/10/09 10:37 |
波野井露楠さん。 |
岩詩人 2006/10/10 01:08 |
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